食品包装のあれこれ
5月 24, 2019

段ボールのすきま➁

緩衝材には、様々なタイプのものが製造・販売されています。皆さんが、プチプチと呼ぶ緩衝材は、「気泡緩衝材」と言います。この緩衝材の片面には、空気の入った気泡の粒粒がたくさん付いています。この空気のプチプチが、大事なものを守るクッションの役割をしてくれるので、荷物の配送の際の衝撃などを受け止めてくれるナイト的な存在です。荷物の配送の際の車両の揺れや、配送センターでの仕分けの際の、ベルトコンベアーなどの衝撃を、内容物の身代わりとなって受け止めてくれるのです。この緩衝材の一面は、空気の入ったプチプチの気泡がありますが、片面はツルツルとしていて空気の気泡が見られません。どちらが、裏面で、どちらが表面なのだろうかと言う人が、時々居ますが、どちらも表面で、どちらも裏面となります。内容物によって使い分けて良いという事になっているようです。私は、この「気泡緩衝材」が、20世紀の米国で、偶然生まれた産物だという事を知った時に、なんとも奇跡とは神がかりに起りうるものなのだなと感動した記憶があります。