光の透過を防ぐものとして、紙類があるそうです。厚紙ほど光の透過を防ぐとされています。
色ガラスも透過を防ぐそうです。茶色は透過しにくく、グリーンはやや透過、透明ビンは透過すると言われています。
完全に遮光するものとして、金属箔、金属蒸着、遮光紙、遮光フィルムが挙げられます。
水分による変質というのは、吸湿によるものも大きいそうです。
水分の移行は水蒸気の浸透圧の問題で物理的な減少であると言えます。
水分の存在によって食品との間で加水分解、保水性低下、非酵母的褐色、有害物質の生成などの化学的変質が起こってくるということです。
水分移行には防水包装や防湿包装を行うことが大切になってくるというわけです。
また湿気を吸着する乾燥剤を封入して高い防湿性を保つ必要もあるでしょう。
酸素や水分などでにおいの変化も起こってしまいます。
香り、臭い、匂いというのは、ほんのちょっとでも嗜好性を大きく左右するかと思います。
風味の変化という点でも重要な課題となっているそうです。
包装食品のにおいは、良い匂いが無くなってしまったり、嫌な匂い、悪い臭いになってしまったりすることがにおいの変化と言えるでしょう。
好ましい香りとして、スパイスや緑茶、コーヒーなどの香りがあるかと思います。これらの食品の包装材料は揮発性物質の透過や執着が少ないものがいいかと思います。そして何より保香性に優れていることが大切だそうです。香気成分の減少を極力防止することはとても重要になってくると思います。
食品の流通や保存中に微生物や酵素の作用によって異臭が発生することもあるそうです。 これは風味がとても落ちてしまうので避けなければならないと考えられています。