食品包装のあれこれ
1月 3, 2023

PTP包装について

普段から錠剤を飲んでいる人は、フィルムを押し出して中身を取り出すPTP包装に触れたことも多いと思います。押すだけで取り出せる便利さ、持ち運びのできる携帯性の良さが特徴となっています。PTP包装は、Press Through Packageの略であり、『薬の形状を保つ』『湿気を防ぐ』『(光に弱い場合には)遮光をする』という効果があります。ただし、押し出すアルミ側の部分が傷付いてしまうと、密封性がなくなってしまいます。そのため、PTP包装事態に折り曲げられる(切り離せる)部分を作っておくなどの、工夫をされている場合も多いそうです。近年ではPTPの開発も進んでいます。薬の中には、時間経過と共に、パッケージ内に微量のガスを発生させるものもあります。そのため、臭いを吸着するフィルムを使って脱臭や脱酸に取り組むなど、一歩上の便利さを目指しているものもあるそうです。